高校生のレッスンで、こんな記事を取り上げました。
Fake Grannies Want Vaccine
「偽のおばあちゃん達が、ワクチンを求めた」ですって!
いるんですね、こういう人たちが。
おばあさんは、grandmother、 口語では grandma (グランマ)、おじいさんは grandfather、口語では grandpa (または grampa:グランパ)が一般的ですね。
でも、おばあちゃんを示す口語には、granny、gran、nanny などもあります。
さて、想像されているように、 fake grannies は、おばあちゃんのふりをした二人の偽の女性たちのことで、アメリカはフロリダ州であったお話。
実際は30代、40代の彼女たちは、少しでも早く摂種したかったんですね。
They were wearing hats, gloves, and glasses when they arrived at the vaccination site.
ワクチンはvaccine (ヴァクシン)、接種は vaccination (ヴァクシネイション)で vaccination site は接種会場ですね。
彼女たちは、おばあちゃんたちに見えるよう(to look like grannies)、顔がわかりにくいように、着飾って(dressed up)いたんです。
書類の出生年(birth year) を偽って書いたのですが、スタッフが運転免許証 (driver's license) に記された生年月日 (the birth dates) との違いに気づき、追い返されたという結末です。
アメリカは日本と同じく、65歳以上だと、優先的に接種してもらえるようです。
アメリカでは、このような例は珍しくないらしいです。
アメリカには親と同じ名前の人も結構いて(名前の最後に、junior を付け加えたりしますが)、親の身分証で、ワクチンを接種してもらおうとした人もいるとか。
まあ、気持ちはわからないでもないですが、入手が容易でない限られたワクチン。高齢者に優先するのは、状況から当然なので、もう少し我慢しましょう。
もっとも中国では、軍人や国の指導者から優先するなど、国によって考え方に違いはあるようですがね・・・。