12月になって、寒さが増すとともに年末の雰囲気、そして師走のせわしさを急に感じだしますね。そんな中での楽しみはイルミネーションやクリスマスソングに包まれての街歩きや年末の買い物。
幼い時から、クリスマスの思い出は、いつもクリスマスソングに包まれていたように思います。そんなクリスマスソングで英語を楽しく学びましょう。
まず頭に浮かぶのは「ホワイトクリスマス」。
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I’m dreaming of a white Christmas
「ホワイトクリスマスを夢見てる(ホワイトクリスマスが来たらいいな)」
Just like the ones I used to know
「私が知ってる、あの情景のような(前によく経験したようなね)」
Where the tree-tops glisten
「そこでは梢がキラキラ輝き」
and children listen
「子供達が耳を澄ますよ」
To hear sleigh bells in the snow
「雪の中のそりの鐘の音を聴こうとね」
I’m dreaming of a white Christmas
「ホワイトクリスマスを夢見てる(ホワイトクリスマスが来たらいいな)」
With every Christmas card I write
「どのクリスマスカードにも書くよ」
“May your days be merry and bright
「『あなたの日々が楽しく明るいものになりますように』
And may all your Christmases be white”
「そして、いつもクリスマスは銀世界になりますように』とね」
覚えておきたい重要ポイントを挙げましょう。
I’m dreaming of ---- 「~を夢見る、~のことを夢に見る」
used to 「(過去に) ~をよくしたものだ」
Where (a white Christmas を説明する関係副詞、あるいは文を区切ってthere の意味と考えてもいいですね。)
May --- be ~ 「---が~になりますように(:祈りの文)」
次に、「赤鼻のトナカイ」に行ってみましょう。
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Rudolph, the red nosed reindeer had a very shiny nose
「赤鼻のトナカイ、ルドルフはピカピカのお鼻をもってたよ」
And if you ever saw him, you would even say it glows
「もし君が彼を見たら、お鼻が光ってる、っていうかもね」
All of the other reindeer used to laugh and call him names.
「他のトナカイたちは皆、彼を笑ったり、ののしったり、よくしていたんだ」
They never let poor Rudolph join in any reindeer games.
「かわいそうなルドルフを、遊びに入れてくれることはなかったのさ」
Then one foggy Christmas Eve
「そして、ある霧深いクリスマスイブにね」
Santa came to say
「サンタが来て、言ったんだ」
'Rudolph with your nose so bright
won't you guide my sleigh tonight?
「ルドルフよ、そのとても明るい鼻で、私のソリに道を照らしてくれないか?」
Then all the reindeer loved him
「そしたらすべてのトナカイたちが彼を見直した」
as they shouted out with glee
「そして歓喜の中に叫んだんだ」
Rudolph the red-nosed reindeer
「赤鼻のトナカイ、ルドルフよ」
you'll go down in history
「お前は歴史に残るトナカイなんだ!」
気付きましたか?
All of the other reindeer
reindeer 「トナカイ」は複数のはずなのに、s がついていませんね。deer「鹿」、と同様、reindeer 「トナカイ」は単複同形で、複数でも形が変わりません。fish 「魚」と同様です。
call one namesは「ののしる、悪口を言う」という意味の熟語です。
go down in history も「歴史に名を残す」の決まり文句です。
And if you ever saw him, you would even say it glows
ここは典型的な仮定法です。
ever saw him は「万一彼を見たら」
would even say 「~とさえ言うかもしれないね」
with your nose so bright はwith の付帯状況というもので、
「君の鼻が、そんなに明るいから」という副詞になっています。
次は「サンタが街にやってくる」。
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You better watch out
「気をつけていた方がいいよ」
You better not cry
「泣かないほうがいいよ」
Better not pout
「ふてくされないほうがいいよ」
I'm telling you why
「なぜなのか、教えてあげるね」
Santa Claus is coming to town
「サンタクロースがもうすぐ街にやってくるからさ」
He's making a list,
「彼はリストを作っているよ」
And checking it twice;
「そして、それを2回も見直している」
Gonna find out who's naughty and nice.
「だから見つけるよ。誰が悪い子で、誰が良い子かをね」
Santa Claus is coming to town
「サンタクロースが街にやってくるよ」
気になる表現をチェックしましょう。
You better は You’d better すなわち You had better 「あなたは~すべきだ」という表現で had になっているのは現在の事実に反することを言う仮定的表現(昔は You were better +動詞原形で使われていた)です。
had better は助動詞として使われますので、否定形は後ろにnotを付けます。 had better not 「~しないほうがよい」となります。
watch out 「気をつける」のout は強調の副詞。
Santa Claus is coming to town. の be coming は近い未来を表わす進行形です。
Gonna はHe is going to の省略形。
最後はちょっと大人っぽく、お馴染み、マライア・キャリー Mariah Careyの
All I want for Christmas is You「クリスマスに欲しいのはあなただけ」。
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I don't want a lot for Christmas
「クリスマスに多くは望まないわ」
There is just one thing I need
「ただ一つだけ欲しいものがあるの」
I don't care about the presents
「プレゼントは気にならないわ」
underneath the Christmas tree
「クリスマスツリーの下のね」
I just want you for my own
「ただ私だけのあなたが欲しいの」
More than you could ever know
「あなたが思っている以上によ」
Make my wish come true
「私の願いを叶えてね」
All I want for Christmas is you, yeah.
「クリスマスに欲しいのはあなただけ」
以下が注目したい英文法ポイントです。
More than you could ever know
これも仮定法で could になっているのは「知ることができたとしても」で ever が入っているので全体は、「たとえ知ることができたとしても、それ以上に」という表現になるのです。
make my wish come true は使役の表現で make --- 原形不定詞(to をつけない不定詞)で「~に---させる」となり「私の願いを、実現させる」となります
いかがですか、他にも、おなじみのクリスマスソングはたくさんありますね。楽しいクリスマスソングも、英文法がわかっていると、より理解できて、感動が増します。ぜひ他のクリスマスソングにもチャレンジしてくださいね。